西上州(群馬) 大屋山(1080.7m) 2020年1月26日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:57 送電線巡視路入口−−6:12 送電鉄塔−−6:24 伐採地−−6:46 大屋山−−6:57 伐採地−−7:02 送電鉄塔−−7:11 送電線巡視路入口

場所群馬県甘楽郡下仁田町
年月日2020年1月26日 日帰り
天候
山行種類ほぼ一般登山(別ルートなら完全に一般登山)
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無送電鉄塔〜伐採地以外はあり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望西側が少し開ける
GPSトラックログ
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コメント南側の林道にある送電線巡視路入口から往復。正式な登山口は蓼沼集落からあるが、今回の取付の方が僅かに標高が高い。送電線巡視路は思ったより薄くてあちこちで崩れてフィックスロープあり。952m鞍部では方向感覚が狂ってワンデリングしてしまったが、方位磁石で正しい方向を確認して修正できた。山頂には「すかいさん」標識あり




巡視路入口近くの路側に駐車 送電線巡視路入口。大量の落ち葉が覆う
最初から急斜面でフィックスロープあり 階段があるが埋もれたり崩れかけたり
小さな沢にかかる橋は傾く。でも橋は不要 送電鉄塔直下
大屋山向けて尾根を登る 952m鞍部付近で伐採地に出た。東側から車道が上がっている
ワンデリング後にUターンして正しいルートに乗る 明瞭な尾根を進む
大屋山山頂 すかいさんの標識
南牧村が設置した標識 西側の長野県境方面
山頂直下のトラロープ 気温は-1℃くらい
952m鞍部付近の伐採地 方位磁石で確認して南東に進む
送電鉄塔直下 巡視路に入る
こんな傾斜じゃ巡視路が大雨で荒れるわけだ 林道到着


・大屋山は地形図では登山道が東側の山仲集落と北西側の道場集落から書かれているが、ネットを軽く検索した結果では山仲集落から登るのが一般的なようだ。当初はそのように登る計画だった。

・ところが「ひとぼし山」に登った時に地形図に記載が無い林道があることを知り 、もしかしたら大屋山近くまで延びているのではと思い、下山後に先に進んでみた。その結果、「ひとぼし山」の北側鞍部付近で林道が分岐し、ほぼ等高線に沿って大屋山の東西を巻いていることが分かった(どちらも舗装されている)。そして東を巻く林道は標高720m付近で登山道と交差していた。ここから登ろうとしたが、もしかしたら「ひとぼし山」北側鞍部から分岐して西側を巻く林道の方が標高が高い位置を通っている可能性があり、念のためにそちらへも向かうと標高780m付近に送電線巡視路入口を発見。地形図を見ると送電鉄塔は大屋山に続く主稜線の標高880mにあるはずで、そこから登山道まで僅かな距離しかない。このエリアなら登山道が無くても藪が無いのが通常の植生であり、起点の高度がより高い送電線巡視路経由で登ることにした。

・巡視路入口近くの路側に駐車。巡視路入口は小さな谷だが大量の落ち葉で埋もれていた。足を突っ込んだら膝まで潜る。今は水が流れているような様子はないが、谷らしく石が転がる平坦ではない地面らしく、落ち葉で見えないのは危険なので最初の一歩を除いて谷の真ん中を避けて歩いた。

・巡視路は最初から急な登りで、黒い樹脂製の階段が設置されているが崩れかけたり傾いたりであまり役に立たない状況で、フィックスロープ代わりにオレンジ色のビニールの被覆を被ったワイヤーが延々と通してあった。樹脂の種類の差なのか、それとも何か表面処理がしてあるのか、トラロープと違って手袋でも滑らない優れものだった。

・巡視路は急斜面をトラバースして1本北側の谷に沿って登り始めるが、この周囲は特に道が薄く、黄色い標識が頼り。帰りには見失ってしまったほど。この谷の上部で右に沢を横断する箇所には小さな橋がかかっていたが、斜面が崩れたのか流されていた。ただし、この付近はほとんど水が無いし沢も浅いので橋は不要であった。

・巡視路が小さな尾根に上がれば送電鉄塔は近い。巨大な送電鉄塔で、碍子の数からして新潟の柏崎刈羽原発から関東に送電する電圧500kVの幹線だろう。

・送電鉄塔より先は少しの間は道が無いが、ここまでの巡視路も大した道ではなかったので大差なし。予想通り周囲は藪は皆無で自然林に覆われた植生で、どこでも好きに歩ける状態だった。

・傾斜が緩むと952m鞍部に到着。この周囲は広範囲に伐採されて開けた場所だった。ここで方向感覚が狂ってしまい、直進するつもりが鞍部南西側の960m峰に上がって南東にUターンしてしまった。まだ暗い時刻だが夜明けに向けて徐々に明るくなり始めていて、先に黒い高まりが見えないのでおかしいと思って地形図と方位磁石を取り出して進路を確認したら、北ではなく南へ向かっていた(汗) 方位磁石を見ながら軌道修正して正しいルートに乗ったが、下山まで方向感覚がおかしいままであった。こんなことは珍しい。

・伐採地から尾根に乗ると登山道に乗ったはずだが、尾根が広い最初は道があるのか分からない状況だった。尾根が狭まると登山道が明瞭になる。もっとも、この尾根も藪は皆無なので登山道が無くても全く問題ないが。

・トラロープの下がる急斜面をクリアすると大屋山山頂に到着。狭い山頂で頭上は開けているが周囲は背の高い落葉樹林に覆われて展望は悪い。唯一、西側だけ少し開けていて、長野県境方面の山々が見えていた。山頂には南牧村で設置した山頂標識の他に「すかいさん」の山頂標識もあった。今日は曇りで朝の冷え込みは弱く、気温は約-1℃だった。

・帰りは往路を戻る。

 

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